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プレシーズの森 里地里山保全活動 2017年度第3回「稲刈り」にご参加いただきありがとうございました

更新日:2017年9月19日

20170916_main2013年より「学びの森」をコンセプトに、企業・団体が、大きな負担なく、気軽に環境保全活動や自然学習を行えるフィールド「プレシーズの森」で、今年度の3回目の活動を9月16日(土)に実施しました。

今回は、5月に田植えをした、酒米「五百万石」の収穫をする予定でした。しかし、8月の長雨で、田んぼの周囲に設置している電気柵の一部がくずれ、僅かにできた隙間からイノシシが侵入し、収穫を待つ酒米の殆どを食べられてしまいました。

僅かに残ったお米の稲刈り体験は、参加した子どもたち中心に実施をし、「鳥獣被害」の実地学習として、学びの体験としました。

現在、日本の農業は鳥や獣による被害が深刻で、平成27年度には、176億円もの損害が出ています。(野生鳥獣による農作物被害金額の推移-平成27年度-農林水産省)その中でもシカとイノシシによる被害は大きく、111億円(全体の63%)にもなります。国、自治体が対策に乗り出していますが、効果的な対策ができていないのが実態です。
もともとは、山間部と集落の間に、緩衝地帯である「里地里山」が存在し、人里まで鳥や獣が近づいていなかったものが、高齢化・過疎化が進んだことによって、耕作放棄地が増え、里地里山が荒廃したことにより、人里との境目がなくなり、結果、農地に被害がでるようになっています。

私達の田んぼに被害が出たことは非情に残念ですが、日本の農家の現状を目の当たりにし、生きた教材として大きな学びを得ました。また、このように里地里山を保全する意味を身をもって学ぶことができました。

プレシーズの森では、社会課題を学べる場所として、様々な企画を立案してまいります。

次回は今年度最後の企画「収穫祭」を11月25日(土)に実施する予定です。

個人の参加はもちろん、職場単位のご参加も承ります。

詳しくは、株式会社プレシーズ CSRソリューション担当冨永までお問い合わせください。

食い荒らされた田んぼ

食い荒らされた田んぼ


被害のない隣の田んぼ

被害のない隣の田んぼ


子どもたち中心に稲刈りは実施

子どもたち中心に稲刈りは実施


食事の後の縄づくりワークショップ

食事の後の縄づくりワークショップ

 

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