導入事例

Case Study

【「里山プロジェクト2030」第③弾】 『プレシーズの森 -田植え・生態調査-』 報告

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カエルケース2_IMG_2153_ケースの名前消し

■第3弾 報告内容

 

1.生態調査(カエル):採取 観察記録・講評
4チームに分かれて採取、チーム毎発表、青柳先生より講評


2.里地里山保全活動
田植え、電柵設置(鳥獣被害対策)


■実施日時:23年6月3日(土)

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6月3日(土) の『プレシーズの森 -田植え・生態調査-』 は、
当日朝までの台風の影響による荒天のため、企業のみなさま方を
招いての開催は中止とさせていただきました。


尚、当社スタッフおよび関係者の方だけで、生態調査(カエル)、
田植え体験や鳥獣被害対策の電柵設置などの作業を、
安全を考慮し実施いたしましたので、
報告させていただきます。

 

 

★当日の「カエルの生態調査」動画(約3分)はコチラです!

 

YouTube

 

https://youtu.be/bm9-QgYsipk

是非、ご覧ください。

 


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1.生体調査(カエル):採取 観察記録・講評

●テーマ:プレシーズの森 カエルの生態調査

プレシーズの森(モリ田守センター)では、
有機栽培による「環境配慮型 水稲栽培」をはじめ、
土水路による整備など、生態系が育まれる豊かな環境づくりを
続けてまいりました。

この度、どのような種類の「カエル」が、どの位、
「プレシーズの森」に生息しているかを採取し、観察記録を取る事で
生態調査を実施しました。 


※本「カエルの生態調査」への取組みは、
元佐野高校校長 青柳先生、
宇都宮大学 大久保先生、守山先生より
助言いただき、調査方針を定めて、実施しました。

3日当日 青柳先生には、「カエルの生態調査」に
参加いただき、事前のご説明 および 各チーム発表への
講評をいただきました。

ご協力 感謝申し上げます。

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■A:主旨説明(10時-11時)

萩原説明IMG_1997

 

3日当日の午前に集合した後、
プレシーズ 菅原より、開会のご挨拶をさせていただきました。

まず、イーソリューション 市瀬社長より
里山の大切さについての講義
「森と里山のお話」をしていただきました。

続いて、プレシーズの森担当 萩原より
「田植え」と「生態調査」を一緒に行う理由について、
ご説明させていただきました。

 

生物多様性配慮型 水稲栽培

 

生態系ピラミッド

 

カエルの一生

 

※当日説明資料より一部抜粋掲載

 

 

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■B:生態調査前 主旨と注意点の説明(13時-13時10分)

青柳先生 説明 遠景IMG_2350

元佐野高校校長 青柳先生、プレシーズの森(モリ田守センター)
管理者 赤堀氏より、カエル採取についての事前説明、絶滅危惧種のカエルについて、
4チームの分担エリア、注意点、集合時間などのご説明を
いただきました。

カエル図鑑表面ol

各チームへ上記の「カエル図鑑シート」を配布しました。

こちらを見ながら、「プレシーズの森」にいる
カエルの種別同定が出来るようにしました。

 

 

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■C:各チーム カエル採取(13時10分-13時40分)

以下、4チームで担当の田畑エリアに分かれて、カエルやオタマジャクシ、
卵塊の採取を約30分間 行いました。
「カエル図鑑シート」を手に取り、採取したカエルの種類が何かを
確認しながら、実施しました。

map
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・1班(リーダーPR萩原)  「田9、畑1」を対象に「カエル調査」実施
・2班(リーダーPR菅原)  田5-8を対象に「カエル調査」実施
・3班(リーダーPR飯高)  田3-4を対象に「カエル調査」実施
・4班(リーダーPR山田)  田1-2を対象に「カエル調査」実施
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カエル調査_IMG_2368

捕まえたカエルが逃げないように、急いでカゴにいれましょう。

 

カエル図鑑シートIMG_2378

「このカエルは、どれかな?」【カエル図鑑シート】で確認しよう!

 

シュレーゲルアオガエルの卵塊20230603_053307029_iOS

栃木県の準絶滅危惧「シュレーゲルアオガエルの卵塊」です。

「田1~2」、「田5~8」、「田9と畑1」と複数個所で発見!

 

カエル沢山

「プレシーズの森」には、レッドリスト対象の種も含めて、カエルが沢山いました!

 

 

・・・・・・・・・

 

■D:各チームリーダー 発表・青柳先生 講評(13時40分-14時)

3班_発表

4チームのチームリーダーより、担当エリアで採取した
カエル、オタマジャクシ、卵塊の種類、数、採取状況を
皆さんに発表しました。

各チーム調査票は以下の添付資料をご参照ください
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・1班 田9、畑1 カエル調査シート(PDF)
・2班 田5-8 カエル調査シート(PDF)
・3班 田3-4 カエル調査シート(PDF)
・4班 田1-2 カエル調査シート(PDF)
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青柳先生より事前説明_20230603_050056491_iOS


・青柳先生より総評

「(田1~2)は、一番水源近くの田で水は冬から張った状態、
(田3~8)は約2週間前に水入れ、(田9)は1週間前に水入れと、
 田んぼに水が、入った時期がそれぞれ違います。

 そのため、カエルは環境を選んで、卵を生み、育つことが出来ます。
 水を入れる時期とカエルの種は密接な関係があります。

 また、土水路は昆虫がいやすい環境のため、カエルも餌を確保しやすいですね。
 (畑1)に大量のカエルがいて、卵塊があったのは、畑に餌となる昆虫が
 沢山いたのも理由だと思います。

 カエルのいる場所には、それぞれ理由があります。


 里山や畑や田んぼ、田んぼの水入れの時期など
 多様な環境がカエルの生息に影響を及ぼしています。

 今回のまとめは、資料としても非常に貴重なものとなりました。」

4班のシートをまとめた資料は以下PDFをご参照ください。

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●4班分 230603_4班分_カエル類 調査まとめ資料(PDF)
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各チームの発表毎に講評を青柳先生より、いただきました。
大変ありがとうございました。

また、採取に協力いただいた各チームの皆さん
貴重な記録作成 大変ありがとうございました。

カエルの種別選定に好評だった「カエル図鑑シート」は
参加のお子様に持ち帰ってもらいました!


プレシーズの森の「生態調査」はこれからも
継続していく予定です。

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2.里地里山保全活動
   田植え、電柵設置(鳥獣被害対策)

田植えIMG_2227

朝からの嵐が嘘のような好天に恵まれ、明るい日差しの中
田植え体験をしていただきました。

稲とマコト君20230603_025455768_iOS

この稲を、皆で田んぼに植えましょう!

田植えと電柵作業IMG_2212
昨年12月から続けてきた「電柵作業」の最後の仕上げとして
「電線張り」を行いました。

田植えで、田んぼに稲が入りますので、イノシシやシカなど
鳥獣被害にならないよう、電柵を仕上げました。

鳥獣被害対策の効果に期待して、たわわに実るお米が出来るのを待ちましょう!

田植え完了IMG_2319
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これからも、プレシーズの森
「里山保全プロジェクト2023」にご期待ください!

プレシーズの森「里山プロジェクト2030」

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