Case Study
「プレシーズの森」は、今年 活動10周年を迎えます。
今年、私たちはプレシーズの森「里山プロジェクト2030」として
従来の里地里山保全活動に加え、自然共生サイト・OECMへの
モリ田守センター(プレシーズの森)申請・登録を目指し、
教育機関や地域社会との連携による
新たなステージを目指しています。
プロジェクト第1回目の活動を写真と共に
報告させていただきます。
■第①弾 企画内容
プレシーズの森「里山プロジェクト2030」
1.準絶滅危惧種(特定植物※)の観察・調査
※具体的な植物名は保護のため、伏せております。ご了承ください。
2.里地里山保全活動
耕耘、電柵、草刈り、鳥獣被害対策など
■実施日時:2023年3月4日(土)-5日(日)
栃木県佐野市葛生町の合同会社モリ田守センターの協力のもと、
地球課題を解決するヒントを学べる森[里山]として、
伝統的な里山文化を継承する場として、
2013年に「プレシーズの森」を開設し、
10年に渡り、里地里山保全活動を行ってきました。
「プレシーズの森」では、休耕田を復活することで、
人工林、自然林、竹林、さわ、田畑、水源などで構成された
豊かな自然環境を守り、人と森との繋がりを学び、育む、
活動を続けています。
また、昨年は環境省が主導する
「生物多様性のための30by30アライアンス」へ参画しました。
ここからは、プレシーズの森のイメージキャラクター
【フクちゃん】
から、案内してもらいましょう!
※フクちゃんは、プレシーズの森で巣作りをして
住んでいるフクロウです。
1.準絶滅危惧種(特定植物※)の自家受粉作業・観察 記録
●テーマ:環境復元
農家の庭先にある準絶滅危惧種を環境復元することで、 里山の元の姿を守るプロジェクトです。
※本「環境復元」への取組みは、 宇都宮大学 大久保先生、守山先生よりご助言いただき、活動を始めました。
複数年に渡る長期プロジェクトとして第一歩を踏み出しました。
最初に行ったのは、里山へ戻すための種を用意すること。
その為に、次年度を目指して自家受粉を行いました。
私は、「プレシーズの森」を含む【モリ田守センター】の田んぼや畑、森林、沢田、水源や様々な生き物などを調査・管理しています。また、稲作・大麦の栽培とともに里山の植生・鳥獣対策なども行なっているんですよ。「プレシーズの森」に来てくださった皆さんに、農作業の方法や森林学習などを行ってきました。 また、宇都宮大学の非常勤講師も兼任しています。
今回の準絶滅危惧種の花を、里山へ戻すプロジェクトのために、「自家受粉」や「根ごと移植」する方法等を行いました。
「自家受粉」とは、同一の花の雄しべと雌しべの花粉で受粉して、受精が成立して、種子を作ることを指すんですよ。一方、「他家受粉」は、雨風などの自然や、虫、鳥類、人などに運ばれてきた異なる花・株の花粉が付いて受粉することをいいます。
今回の準絶滅危惧種の花の種を取るために「自家受粉」の方法で行ったのは、「元の株」に近いものを里山に戻すためです。「他家受粉」を行うと、遺伝子の異なる種となるため、避けました。
雄しべから雌しべの柱頭に、花粉を擦りつけることで自家受粉させます。
参加メンバー全員で、綿棒を使って、手分けをして、「自家受粉」を行いました。
また、花びらをシャーレにいれて、顕微鏡で
拡大して、雄しべ、雌しべを皆さんで、観察してもらいました。
準絶滅危惧種(特定植物)を環境復元し、
里山の元の姿を守るプロジェクトは始まったところです。
これからも進捗を随時、ご報告します。
2.里地里山保全活動(耕耘、電柵、草刈りなど)
私はプレシーズ 萩原です。
「プレシーズの森」を担当しています。
これから、連載で「里山プロジェクト2030」の事を
色々な角度でご紹介させていただきます!
昨年末から今年の農作業を始めました。
5-6月に田植えが出来るように、3月の下準備として、草刈りを行い、耕運機を使って耕しました。
刈った草は、草が養分になるので、田んぼに撒いて、耕耘します。
フクちゃん、ありがとう。
そうなんです。
昨年は残念ですが、田植えをした稲がイノシシ被害にあってしまいました。
そのため、稲刈りが出来ませんでした。
昨年 田植えに参加いただきました
皆さま、申し訳ございませんでした。
昨年の反省を元に、今年は、稲を守るため、
猪・鹿などの鳥獣被害対策として、新たに電柵作りをしました。
しっかりと地面に竿を打ち込んで、グルリと田んぼの周りに電柵を打ち込む
作業をしました!
鳥獣被害も、農業のリアルな現実です。
対策の作業を通して、身をもって体験いたしました。
今回の第一弾の報告は以上です。
「プレシーズの森」 【田植え農業体験】は
6月3日(土)予定です!
詳しくは、改めてご案内いたします!
皆さま、是非 ご検討、ご参加お願い申し上げます。
新緑の季節の田んぼは、水も、風も、森も、気持ちが良いですよ~
お申込み・お問い合せは、以下メールの「プレシーズの森」
担当 萩原までお願い申し上げます!
MAIL:mails@preseez.co.jp
*イラストレーション:芦村美保
<これまでの「プレシーズの森」活動 報告>
◎【プレシーズの森】2021年6月 田植え活動報告 動画はこちら(約2分)
◎【プレシーズの森】2021年10月 稲刈り活動報告 動画はこちら(約3分)
●「生物多様性のための 30by30 アライアンス」について(環境省)
https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/
●「30by30アライアンス 参加団体一覧 / 活動事例」(環境省)
https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/case/
●「プレシーズの森」活動報告PDFはこちら
30by30AllianceActivities_活動紹介_プレシーズの森
◎「プレシーズの森」「森に帰る紙 エシカルプラス」ご案内
https://www.preseez.com/service/ethical/
──────────────────────────────────
弊社営業担当者にお気軽にご相談ください。
またはWebからのお問い合わせもお受けいたします。
◆お問い合わせフォームはこちらから◆
https://www.preseez.com/contact/
弊社プライバシーポリシーは以下をご参照ください
https://www.preseez.com/overview/privacy/
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
– 発行元 –
株式会社プレシーズ
(本社)
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町3-7-4 プレシーズタワー7F
TEL:03-3265-9431 FAX:03-3265-9430
(丸の内営業所)
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビル7F
TEL:03-3214-6371 FAX:03-3214-6380
MAIL:mails@preseez.co.jp
HP:https://www.preseez.com/
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
サービスに関するお問い合わせ